なんか、旦那の知人に不幸があったらしくて
昨日、旦那が通夜に行ってきたわ。
私は直接の親交はなかったから行かなかったんだけど、
代わりに「お清め塩」のやり方を調べておいたの。
通夜や葬式帰りの人は玄関で塩をパッパッてやるでしょ。
あれのことよ。あれの正式なやり方ってどうやるのかな~って。
意外とみんな知っていそうで知らない知識よね。
ということで、調べたことをまとめて書いておくわね。
【お清め塩の由来】
塩には古来から不浄を祓う力があるとされていて、
“退魔”や“清め”の効果があると言われてきたわ。
これに神道の“黄泉返り”の逸話が合わさったものが、お清め塩の正体よ。
イザナギが黄泉でイザナミを連れて帰ろうとして、残念ながら失敗して
黄泉から帰ってきたあとで海に入って身体を洗って清めた、という逸話ね。
だけど実は、お清め塩という習俗自体、カッチリ決められたものではないの。
特に葬儀の際のお清め塩は明治以降になって始まった習俗、という説もあるわ。
日本人は神仏習合(神道と仏教が混ざること)だし、
各地方の文化や意識の違いも色濃いから、そういうのは複雑かつ曖昧なの。
「別にそんなものはやらなくていい」という意見も結構あるのよ。
まあ、特に地方のしきたりもなく、一定の宗派にも属していないなら、
気分の問題、ってことね。
【お清め塩が必要な時】
お清め塩って、実は、通夜や葬式から帰ってきた時はそこまで重要じゃないの。
上でも話した通り、各地方のしきたりや宗派によって解釈が違うことに加えて、
そもそも通夜や葬式っていうのはちゃんとした作法に則って行われているものだから
霊や念について考えるにしても、それらが付いてくる可能性は決して高くないのよ。
「通夜や葬式帰りにお清め塩をやるのは失礼」っていう意見があるけど
お清め塩は決して亡くなった方を“不浄”とみなしているわけじゃないみたい。
通夜やお葬式っていう場所は、あの世との境目が近くなるものだから
万が一“人間じゃない不浄の者がついてきてしまった時のため“ということらしいわ。
まあ、通夜や葬式よりも、心霊スポットに行った時や、自殺現場に遭遇した時の方が重要ね。
もしそういうところに行ってしまった場合は、絶対にちゃんとお清め塩をやった方がいいわ。
あと、「なんか最近運気が下がっている」と思った時とか
悪いことが続けざまに起きた時とかにも、効果あるわよ。
【お清め塩の使い方】
霊や念は肩に乗り移りやすいから、肩に撒くのが正しい方法とされているわ。
場所は玄関。靴を脱ぐ前にやるべきね。
1.まず塩をひとつまみ取って、右肩にサッと振りかける。
場所は首筋から肩甲骨のあたり。霊はここに憑きやすい。
この動作を3回繰り返す。
2.次にまた塩をひとつまみ取って、今度は左肩に振りかける。
場所は同じ。首筋から肩甲骨の周辺にかけて。
この動作もまた3回繰り返す。
3.本当に危険な場所に行ってきた場合、そこで具合が悪くなった場合は
また塩をひとつまみ取って、それを舐める。この動作は1回で良い。
通夜や葬式に行った場合は、概ね1と2だけで十分よ。
あと、会場で配られたものを使わなければいけないということはないわ。
そもそもあれって両肩に3回ずつやるには足りないわよね。
ということで家庭用の塩で代用しても全然構わないわ。
ということよ。
とりあえず私は旦那の右肩と左肩に3回ずつ、
塩を撒いておくことにしたわ。
うちは特定の宗教宗派には属していないから、
気分の問題、ってことでね。
もしお清め塩の使い方や方法で迷っている人がいたら、
これを参考にしてくれると嬉しいわ。
皆さま、ごきげんよう。
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